授業事例
リアルタイム/オンデマンド併用型 × 講義法学部 数理と情報
阪井 和男 先生
授業概要・オンラインの活用状況
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リアルタイム/オンデマンド併用
講義の特色 |
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開講期間 | 2021年度春学期 |
配当年次 | 1~2年生 |
開講地区 | 和泉キャンパス |
履修人数 | 349 |
使用言語 | 日本語/英語併用 |
到達目標 | 私たちが人と触れ合うとき人のことを理解できないことがあることを知ること、私たちにものごとの捉え方や見方のバイアスがあることを知ること、当たり前と思っていることに大きな間違いがあることを証拠に基づいて知ること、このことが社会的にどんな問題を引き起こすかについて具体的に知ること、これらの問題を生まないための方法を知ること、科学することで自分の頭を使い倒す方法を知ること等です。 |
オンライン授業としての特長 |
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オンラインを活用した授業方法・内容
リアルタイム形式
使用ツール | Oh-o!Meiji「ディスカッション」「レポート」「アンケート」「授業内容・資料」、およびZoom「リアクション」「ブレイクアウトルーム」「チャット」等。資料の提示は、「授業内容・資料」に授業計画を記入し、適宜URLを記入する。Google Docs、Google Jamboard等も利用。 |
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ツール活用方法 | 授業収録をZoomで行いオンデマンド配信。授業前に事前アンケート。授業中の資料提示は、Oh-o!Meiji「授業内容・資料」とGoogle Docsを併用。授業後に「ディスカッション」(あるいは「チャット」)への記入、事後アンケート。次回までの課題に「レポート」で授業サマリの提出。 |
内容 | 「レポート」授業サマリ((Q1) 得られた新しい知識(事実としての根拠)、(Q2) 浮かび上がってきた自分の課題(自己の振返り)、(Q3) 自分の未来への意味(論拠の創造))を400~2400字で1週間以内に提出。 成績の60%を決定づける授業サマリの提出は1週間以内。 |
オンデマンド形式
作成ツール | 同上。 |
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動画の平均時間 | グループワーク等の時間は収録停止しているため50分から90分程度。 |
内容 | リアルタイム型授業の実施動画をオンデマンドとして授業後に配信。 |
予復習の指示、成績評価の方法
予習 | 特に求めていないが、事前アンケートを設定している場合は授業開始までの回答を期待。 |
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復習 | 授業中の気づきを「ディスカッション」に記入。授業後に授業サマリを「レポート」にて提出。最終日に「ポートフォリオ」と初回提出の「自分への手紙」を読み返し振返る。 |
成績評価 | 期日内に行っている課題の提出行動から成績を評価(回答内容には依存させない)。授業サマリの提出(12回)で60%、その他のアンケートの提出(40本程度)で40%。ただし、授業サマリは文字数の多寡によりポイントを加減。 |
学生とのコミュニケーション
学生とのコミュニケーション方法 | Oh-o!Meiji「ディスカッション」「アンケート」 Zoom「チャット」、Oh-o!Meiji「授業お知らせ」 電子メール |
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工夫や苦労したこと
工夫した点 | 学生が授業形態を選択できるハイフレックス授業にしたこと。特に、リアルタイム型の授業動画を収録し、オンデマンド型として用いること(ただし、対面授業を実施できる場合はそこで収録する)。対面授業で学生に発言させるときの工夫として、教卓に置いたウェブカメラまで来て話してもらうこと。 |
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苦労した点 | 対面授業との併用の場合、グループを固めたあとの授業での対面とオンラインのグループワークを工夫したこと。具体的には、オンラインで、対面参加の学生を最低グループにひとりスマホかPCでZoomに参加させてブレイクアウトする。広い部屋で行えば、ハウリングもなくルームで話す内容も聞こえてきて臨場感が出る。 |
失敗した点 | Zoomのホストにもかかわらず、授業中にZoomから放り出されたことが2回あった。 |
アイデア | テストを実施することが難しいため、対面授業とは異なる成績評価基準が必要です。動画を見るとこれができる、この課題をこなすとこれが理解できる、なぜこの課題をやる必要があるのか等、課題の目標を明確に提示すること。授業前後にオフィスアワーを短く設けると質問が出ます。学生同士がコミュニケーションをとれるようグループでのシェア時間をたびたびとるのも有効です。インフォーマル・コミュニケーションを促進する工夫として、ゼミではPIC (Promoter of Infomal Communication)という役割を作っている。 |
改善した点 | Zoom収録は2019年度の全授業から試行していたが、同時双方向型でのZoom活用は2020年度がはじめてのチャレンジ。学習のモチベーション向上のため、毎回アンケートを工夫して学習理解度や目標達成度を数値やグラフなどで提示しているが、授業環境デザインと授業計画を立てるための教育負担は圧倒的に増えている。 |