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授業事例

オンデマンド型 × 講義政治経済学部 政治理論基礎
木寺 元 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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オンデマンド

講義の特色
  • 講義が中心
  • プレゼンテーション
  • グループワーク形式
開講期間 2020年度秋学期
配当年次 1年生
開講地区 和泉キャンパス
履修人数 450
使用言語 日本語
到達目標 古代から政治は様々な問題に直面してきた。それに対し政治学もまた多様な概念を編み出し、思考してきた。いまの政治はどうだろうか。同じように様々な問題を抱えてはいないだろうか。
この講義では、政治の根本に関わる基礎概念について考え、現代政治が直面している諸課題について検討していきたい。また、そうした作業を通じて、他の政治系科目を学ぶための「基礎体力」を付けることを最大の目標とする。
オンライン授業としての特長
  • 学生(グループ制作および個人)による映像作品を制作してもらい、それを共有サイトに公開し、学生相互のコメントを活用した。
  • 大教室(450人規模)の講義であっても、学生・教員間、学生間の双方向性を意識した。具体的には、毎回のリアクションペーパーのフィードバックを個別ではなく講義中に行った。このことはフィードバックを受けた学生だけでなく、他の学生からも刺激をもらった、勉強になったなどの声がアンケートから寄せられた。

オンラインを活用した授業方法・内容

オンデマンド形式

作成ツール ・パワーポイント、iMovie
動画の平均時間 ①20分、②20分、③20分 (増減あり)
内容 ・レポート課題のフィードバック→それを踏まえた解説からの発展的学習→新しい内容へ→課題の提示のサイクル。
・映像制作(授業時間外)→クラスウェブページでの映像作品公開(commons-i)→コメント・フィードバック

予復習の指示、成績評価の方法

予習 予習よりも復習を重視
復習 毎回のリアクションペーパー提出
成績評価 リアぺ:40%、期末レポート:60%。

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 (1)Oh-o!Meiji内ディスカッション機能
(2)Oh-o!Meiji内アンケート機能
(3)メールによる連絡

工夫や苦労したこと

工夫した点 ・オンラインでもあっても作品の制作を通じグループワークの機会を確保した。
・グループワークが困難な学生のために、個人での作品の提出を認めた。
苦労した点 ・アクティブ・ラーニングの講義に共通したことだと思うが、教室外でのグループによる事前事後学習の機会がコロナ以前よりも増えていた。こうしたグループワークを、学生たちがオンライン上で行う場を作ることが難しかったようである。
失敗した点 ・オンラインでのグループワークは困難であったと思うが、学生たちは本当によくやってくれた。特にない。
アイデア ・学生の置かれたメディア環境などに、おもねるのではないが、寄り添うこと。
改善した点 ・政治に関する映像制作は、各クラスごとのグループワークとして課していた。しかし、今年はクラス単位での作業が困難であるので、任意のグループ参加とし、個人での参加も認めた。義務から任意提出に変わったが、それにもかかわらず、10チームもの参加があった(去年は14チーム)。

授業に関連のある画像

オンライン講義をパロディに安楽死というシリアスなテーマに切り込む。笑いあり、考えさせる内容もあり。
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