授業事例
リアルタイム/オンデマンド併用型 × 講義商学部 貿易政策論
小林 尚朗 先生
授業概要・オンラインの活用状況
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リアルタイム&オンデマンド
講義の特色 |
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開講期間 | 2021年度春学期 |
配当年次 | 3~4年生 |
開講地区 | 駿河台キャンパス |
履修人数 | 150 |
使用言語 | 日本語 |
到達目標 | ①貿易政策の意義や手段、および歴史、そして多角的ルールなどを理解すること、②今日の現実世界における貿易政策の効果、限界、問題点などを考える能力を身につけること、そして③これらを通じて世界と日本の現状と課題を見極め、グローバルに活躍する素養を養うこと。 |
オンライン授業としての特長 |
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オンラインを活用した授業方法・内容
リアルタイム形式
使用ツール | パワーポイントを使用した授業をZoomで配信している。Zoomは投票やチャットの使い勝手が良い。講義を20~30分で区切り、録画した講義をオンデマンドでも配信しているが、録画も容易で管理もしやすい。 |
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ツール活用方法 | 履修者からは、規則正しい時間にライブの授業を受けたいという希望や、オンデマンドでは雑談がカットされていてつまらない、という意見が少なからずあるので、それらに対応することができる。 |
内容 | パワーポイントを使用したプレゼン形式の授業である。各回の冒頭は前回のおさらいから始めている。パワーポイントのスライド(配布資料)は、ところどころ穴埋め式で、穴埋め箇所の小テストも行っている。 |
オンデマンド形式
作成ツール | パワーポイントを使用した授業のZoom配信を録画し、オンデマンドでも配信している。その他に、動画や資料へのリンクも行っている。 |
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動画の平均時間 | 20~30分の動画を3~4本 |
内容 | リアルタイム式を録画したものなので、内容に大きな違いはないが、授業中の質問に対する回答やその他雑談などはカットしている。 |
予復習の指示、成績評価の方法
予習 | 特定の教科書を使用していないこともあり、具体的な予習の指示は数回程度しか行っていない。指定した動画や資料の閲覧、時事的な貿易や世界情勢のニュースに注意を払うなどである。 |
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復習 | 指定した動画や資料を閲覧して、感想文などを書くのがメインである。数回のみだが、配布資料の空欄部分の穴埋めテストも実施している。 |
成績評価 | リアクションペーパー(ほぼ毎回):15% 感想文(数回):25% 期末レポート:60% (以上は2020年度) |
学生とのコミュニケーション
学生とのコミュニケーション方法 | Zoomのチャット機能 Oh-o!Meiji内のディスカッションおよびアンケート機能 メールによる連絡 |
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工夫や苦労したこと
工夫した点 | 1コマの授業を3~4つに区切り、その間に数分の休憩と質問時間を設定していること。オンライン配布資料を穴埋め式にしたこと。 |
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苦労した点 | 2020年度は双方向を意識し過ぎて、リアクションペーパーへの回答に多大な時間を費やすことになった。オンラインでは、読むだけでもペラペラめくれるわけではなく、数倍の時間を要する。未読分が溜まっていった。履修者の提出期間に余裕を持たせたことで、翌週の授業でまとめて質問に回答するという対応ができなかった。 また、当初は自分の声が聞こえているのか、プレゼン資料が見えているのか、都度履修者に確認はしても、毎回心配があった。 |
失敗した点 | 当該科目か記憶が定かでないが、パソコンを授業直前に再起動しなければならない状況があり、Zoomの立ち上げまでに時間を要し、授業開始が遅れてしまったことがあった。 |
アイデア | 多くの教員のオンライン授業の実施方法や様子を聞いて、良い点、悪い点から学ぶのがもっとも効果的だと思います。私の場合も、同僚や学生から様々なことを聞き、試行錯誤した結果、現在の形式にたどり着きました。リアルタイムで授業を行い、ライブで質問を受け付け、配布資料を穴埋めにし、長くても20~30分で休憩を取り、授業は録画して期間限定でオンデマンド配信し、翌週の授業は復習から始める(必要に応じて簡単なテスト)、というものです。 |
改善した点 | 形式からなにから、大きく変化しました。率直に言って授業内で話す範囲は狭くなりました。時事の話は増やしています。 |