授業事例
オンデマンド型 × 講義、演習理工学部 基礎電気数学
小野 弓絵 先生
授業概要・オンラインの活用状況
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オンデマンド
講義の特色 |
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開講期間 | 2020年度春学期 |
配当年次 | 1年生 |
開講地区 | 生田キャンパス |
履修人数 | 62 |
使用言語 | 日本語 |
到達目標 | 高校で学んだ初等数学を発展させ、1年次に学ぶ電気磁気学や電気回路などの基礎的な電気電子工学で用いられる実用数学の知識と計算技法を身につける。 |
オンライン授業としての特長 |
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オンラインを活用した授業方法・内容
オンデマンド形式
作成ツール | zoomでパワーポイントや手書きノートのPDFファイルなどの資料を提示し、解説を録画している。 |
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動画の平均時間 | ①15分②15分③10分 |
内容 | 講義動画で概念や公式の説明をしたあと、学生には動画を一時停止させて例題を各自で解いてもらう。その後、動画で例題の解説を行っている。毎回の授業の最後に、アンケート機能で演習問題に回答させて出席を取っている。質問があれば授業時間内にzoomで教員に直接質問できるほか、アンケートの演習問題に設けられている自由記入欄で教員とコミュニケーションを取ることもできる。 |
予復習の指示、成績評価の方法
予習 | 今回の学習内容を教科書で確認すること。 |
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復習 | 別途配布した練習問題を全て解くこと。 |
成績評価 | 中間レポート:50% 期末レポート:50% |
学生とのコミュニケーション
学生とのコミュニケーション方法 | Oh-o!Meiji内アンケート機能 Zoom メールによる連絡 |
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工夫や苦労したこと
工夫した点 | 毎回の演習をアンケート機能で行ったが、課題のあとに自由記入欄を設けたところ、対面授業よりも質問がたくさんあった。zoomで接続するのは緊張してしまうという学生でも、文字で気軽に、1対1で質問できる環境が作れたと考えている。 |
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苦労した点 | ・上述の毎回の演習(アンケート)の自由記入欄に、一人ずつ返信を書くのがとても大変だった。教室での授業なら一人に答えれば同じことを疑問に思っている他の学生にも納得してもらえるが、1対1なのでそれができず、同じような返信を何件も繰り返して入力しなければいけなかった。 ・1つの動画の長さを10~20分に収めるために、既存の教材の順序を入れ替えたり、内容を変更したりしたのでその調整には時間がかかった。 ・在宅で録画したため1歳の子供が時折声の出演をしてしまい、動画の作成に苦労した。 |
失敗した点 | 1回だけ演習(アンケート機能)の出題内容を誤ってしまい(選択肢に正答がない)、既に回答していた学生さんにお願いして新しい演習に再度答えてもらった。 |
アイデア | ・作成した動画の再利用や、同じ科目の授業であれば良いコンテンツを(他の先生のものでも)利用できるようにすると、担当教員は学生の質問対応や演習によりきめ細かい対応ができるようになり、研究時間の確保にもつながると思う。 ・講義の内容にもよるが、双方向性の確保と毎回の学習内容の確認を行うことで、対面授業よりも学習効果が高くなるのではないかと思う。 |
改善した点 | ・中間試験、期末試験の代わりのレポート課題の作成に苦労した。式や解法を覚えて解かせる対面試験に比べ、提出までに一定の時間があるレポートでは習熟度を問う設問が行いにくかった。 ・授業内容(数学)が苦手な学生は、対面なら隣りに座っている友人に聞いたり解き方を教わることができてなんとかなることも多いが、1人でこなさなければならないオンライン授業はハードだったようである。途中で脱落してしまう学生が例年より少し多かった印象がある。 |