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授業事例

対面/リアルタイム併用型 × 語学、演習文学部 フランス語コミュニケーションII A/B
奥 香織 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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ライブ配信

対面(同時にライブ配信も)

講義の特色
  • オンライン(ライブ配信)を中心とし、対面形式も併用する語学授業(専攻の基礎専門科目)。
開講期間 2020年度フランス語コミュニケーションⅡA/フランス語コミュニケーションⅡB:春学期/秋学期
配当年次 1年生
開講地区 和泉キャンパス
履修人数 20名程度
使用言語 その他
到達目標 ・「読む・書く・聞く・話す」力をバランスよく身につけて基礎的なフランス語コミュニケーションができることを目指し、実践的な内容を学び、応用練習を行う。週二回のうち、一回はネイティヴ、一回は日本人の教員が担当し、「文法」授業等で身につけた事項も復習しながら、会話・作文等の実践能力を養う。1年次の終わりには、仏検3級とDELF A1~A2レベルに到達することを目標としている。
オンライン授業としての特長
  • 「コミュニケーション」授業では読解・聞き取り・作文等をバランスよく行うとともに、発音練習を重視する。ライブ配信の場合、学生・教員双方の声が聞き取りやすいので、履修者一人一人の発音練習・矯正を丁寧に行うことができる。ライブ配信ならではのこの利点を生かし、丁寧な発音指導を行う。
  • 授業では指定の教科書を使用するが、すべてフランス語で書かれたテキストのため、補足説明を加えたパワーポイントを作成して事前にアップし、当日、共有画面にも出して授業を行う。当日は、あえてスライドショーにせず、パワーポイントに直接補足説明や解答を書き込むことで「板書」を行う(zoomのホワイトボード機能にすると、同時にパワーポイントが出せないのでこのようにしたが、結果的にこの「板書」方法は見やすく、またわかりやすかったようである)。
  • 授業中に行った上記の「板書」(補足説明)や練習問題の解答等を、授業後にPDF版でOh-o!Meijiにアップし、学生が復習に活用できるようにする。発音練習用に音声もアップ。
  • 仏作文等の課題は、添削して「レポート」から返却するとともに、間違いが多かった点をまとめたスライドを作成し、リアルタイムで解説するとともに、Oh-o!Meijiにアップ。

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール Zoom, Power point, 音声資料
ツール活用方法 Zoomのライブ配信。共有画面を利用してパワポやPDF等の資料を出す。
内容 授業内容は基本的に対面と同じだが、オンライン(ライブ配信)ならではの利点を生かし、丁寧な発音指導を行う。なお、対面を時々入れ、グループワークは対面の回に集中的に行う。共有画面でパワポ資料を出しながら説明を行うと共に、そこに直接補足説明を書き入れ、それを授業後に復習用にアップするなど、授業外でも自主的に学べる体制を整えた。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 ・指定したフランス語の練習問題(宿題)を次回までに必ず行う。
・次の「課」のテキストを読み、単語等の予習をしておく。
・場合により、「レポート」から課題(仏作文等)の提出。
復習 ・授業内容の復習をするとともに、各自、音声を聞きながら発音練習(発音の復習)をしておく。
成績評価 ・平常点(授業への意欲的な参加、宿題や課題)60%と試験40%
 (評価基準として、内容の理解度だけでなく、発音も重視)

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 ・授業内容についての質問は、授業中でも、授業終了時でも、また次の回でも可能。
・ライブ配信中に音声の問題などが生じた場合は、チャット機能を利用するか、メールで事情説明ができる環境を整えた(事前に受講環境に問題が生じた場合もメールで連絡)。
・「アンケート」機能を使い、時々、履修生の受講環境の確認を行う。

工夫や苦労したこと

工夫した点 ・指定教科書を使用するが、すべてフランス語で書かれているので、事前に説明用のパワーポイントを作成し、遠隔授業でもわかりやすい授業を心がけた(例えば、テキストをあらかじめ打ち込んでおき、重要なポイントが一目でポイントがわかりやすいよう、ポイントごとに色分けしておく、など。当日の共有画面はスライドショーにせず、パワーポイントに補足説明を書き込んでいくというかたちで「板書」を行い、その際にマーカーで色をつけるなど、対面の板書よりもスピーディーに書けて見やすいなどの利点があった。)
・補足説明は事前に確認できるよう、前もってアップするとともに、補足説明を加えたバージョンを、復習用に授業後にアップした。
苦労した点 ・対面とライブ配信のハイブリッドで行う回は、機材の操作が複雑になり苦労した。ライブ配信のみの形態であれば特に問題はない。
失敗した点 ・特になし
アイデア ・先述のように、画面共有するパワーポイントに直接「板書」する。
改善した点 ・提供する授業の内容や質という点では、大きな違いはない。
・ライブ配信でも質問の時間は設けたが、学生にとっては、対面の方が質問しやすいようである。また、対面の方が、学生同士で内容確認をしあえるなどの利点もあるようである。
・オンラインだと試験が行いづらいが、ライブ配信でのテスト、課題(作文等の提出)で代替など、いくつかの方法を試みた。