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対面/リアルタイム併用型 × 講義留学生・国際連携科目 日本社会・文化理解講座
天木 勇樹 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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対面/リアルタイム併用

講義の特色
  • 講義が中心
  • 複数キャンパスから学生が受講している形式
  • オムニバス(リレー講座)形式
  • 学則別表において,メディア授業として実施している
開講期間 2018・2019年度秋学期
配当年次 1~4年生
開講地区 和泉キャンパス
履修人数 50
使用言語 日本語
到達目標 本講座では、文化のみではなく、文学、宗教、政治、経済等の様々なテーマについて扱い、日本について海外に発信できるための知識を得ること。
オンライン授業としての特長
  • 1.国内外で活躍し、留学経験を持つ社会人のゲスト講師による授業を同時中継先の中野キャンパスでも受講することができる。
  • 2.テレビ会議システム「Polycom(ポリコム)」を利用し、授業を配信している。配信先の教室にもカメラが設置されているため、質問がある時には授業中にいつでもゲスト講師に質問することができる。

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール テレビ会議システム「Polycom(ポリコム)」を使用し、遠隔授業を行っている中野キャンパスへ同時生中継で配信。
内容 和泉キャンパスで実施している対面型の授業を同時生中継で中野キャンパスにリアルタイム型で配信

予復習の指示、成績評価の方法

予習 授業中に配布する資料や参考書に目を通し、予備知識を得ておくこと。
復習 各回授業の復習として、講義内容や討論をもとにした振り返りのレポート(リアクションペーパー)を毎週作成すること。
成績評価 (1)授業における貢献度:40%
(授業の中で自主的に課題を発表し、積極的に発言をすることを評価する。)
(2)リアクションペーパー:30%
(授業内容や討論をもとにした振り返りのレポートを毎週作成すること。)
(3)期末レポート:30%
(本講座で学んだことをもとに、レポートをまとめること。)

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 Oh-o!Meiji内ディスカッション機能
メールによる連絡

工夫や苦労したこと

工夫した点 1.ゲスト講師が自由に教室を移動した場合、カメラの映像から講師が消える場合があるため、あまり移動せずに話していただくようにお願いした。
2.学生が質問する際、カメラの位置を動かし、常に話している学生が画面に映るようにした。
3.授業配信先の中野キャンパスの学生にも授業中に発言を求め、一緒に授業を受講しているという感覚(一体感)を得られやすくなるように工夫し、中野キャンパスの学生が授業映像をただ視聴しているだけの授業にならないよう常に心がけた。
4.日本の宗教文化を学ぶ授業では、仏像を粘土で作るアクティビティも含まれていた。中野キャンパスにもアシスタントの僧侶の方が出向き、和泉キャンパスの学生と同じ体験を提供ができるよう常に心がけ、ゲスト講師らと何度も事前打ち合わせを行った。
苦労した点 1.テレビ会議システム「Polycom(ポリコム)」を利用したが、配信先の中野キャンパスと上手く接続できない時も数回あり、授業開始が20分程度遅れることがあった。
2.授業中にゲスト講師の声が途切れ配信できず、映像も中野キャンパスに配信できなくなることも数回あり、遠隔授業支援TAでも対応できないことも多く、和泉キャンパスのメディアサポートセンター職員の皆様がすぐに対応してくれたため、とても心強かった。
失敗した点 ZOOMのライブ配信型授業とは異なり、和泉キャンパスの学生は対面授業形式で授業を履修し、中野キャンパスの学生はTV画面で授業を履修するハイブリッド型の授業だった。2019年度までは、ZOOMの利用が主流ではなかったため、ペアワークやグループワークなどを行う際に、ZOOMのブレイクアウトセッションのような機能を使うことができなかった。そのため、和泉と中野キャンパスの履修者がグループワーク等で交流する機会を提供することができず、残念である。また、講義形式の授業ではなく、学生参加型のペアワークやグループワークを多く取り入れたアクティブラーニングの授業を希望するゲスト講師が多かったが、カメラを頻繁に動かすことができなかったため、ゲスト講師の要望を実現できず、一方通行型の講義形式になったことが残念である。
アイデア テレビ会議システム「Polycom」を使用した授業では、対面授業形式で履修する和泉キャンパスの学生と遠隔授業として履修する中野キャンパスの学生が共にペアワークやグループワーク等を行うことが難しかった。対面授業形式の学生が常にZOOMにアクセスできる環境で授業を実施することで、ペアワークやグループワークもでき、2つのキャンパスの学生同士の学びをさらに深めるためのアクティブラーニングを実践することができる。
改善した点 2020年度のZOOMを使用したライブ配信型授業が導入される前の2018年度及び2019年度に担当した遠隔授業の経験について回答した。