授業事例
対面/リアルタイム併用型 × 演習政治経済学部 専門演習(卒論演習)
倉地 真太郎 先生
授業概要・オンラインの活用状況
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対面/リアルタイム
講義の特色 |
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開講期間 | 2020年度春・秋学期 |
配当年次 | 3~4年生 |
開講地区 | 駿河台キャンパス |
履修人数 | 35 |
使用言語 | 日本語 |
到達目標 | ゼミでは、文献輪読、ディスカッション、調査研究などを通して、財政学の基本的な考え方を学ぶだけでなく、社会科学の調査・分析手法を学び、適切なアウトプットを行うためのスキルを習得することを目的とする。 |
オンライン授業としての特長 |
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オンラインを活用した授業方法・内容
リアルタイム形式
使用ツール | ZOOM/LINE/Slack/Spatialchat |
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ツール活用方法 | 集音マイクと単指向性マイク・LINEグループ通話の使い分け。オンデマンド動画の共有による学習の効率化、発表内容の振返り、次年度の活用。 |
内容 | 春学期のリアルタイム授業はZOOMを使った。秋学期は対面オンラインハイブリッド(ZOOM)で授業を行った。ハイブリッド授業でのグループワークやディスカッションをスムーズに行うためにカメラやマイク(単指向性マイクやLINEグループ通話)等の工夫を行った。またオンライン懇親会用にSpatialchat(実際の懇親会のようにアイコンの距離と音声の大きさが連動するチャットツール)などのツールも使った。Slackなどのチャットツールを活用し、オンライン授業下でも複数プロジェクト管理を効率良く行うことができた。 |
予復習の指示、成績評価の方法
予習 | 文献輪読やディスカッションのための調査、資料作成、グループワークを課している。 |
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成績評価 | 授業参加への態度 |
学生とのコミュニケーション
学生とのコミュニケーション方法 | (1)Zoom (2)Slack (3)LINE |
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工夫や苦労したこと
工夫した点 | 春学期はZOOMによるリアルタイムオンライン授業。秋学期は対面オンラインハイブリット授業を実施した。 春学期ではZOOM上で文献輪読・ディスカッションを実施した。ディスカッションはオンライン上の同一ルームだとグループ内で作戦会議を行うことができない。ブレイクアウトセッションを行うこともできるが議論が停滞する。そこで各グループはLINEグループ電話をつなぎ、ZOOMで話す人以外はZOOM音声をオフにするという工夫を行った。これによってグループでリアルタイムに作戦会議をしながら、ディスカッションを行うことができた(学生発案)。 秋学期では対面オンラインハイブリットの授業を実施し、ソフト面・ハード面で多くの工夫を行った。明治大学が夏季休暇期間中に教室に設置した天井カメラは非常に使いやすく、大変重宝した。天井カメラを活かしつつ、さらにハイブリットの質を上げるために、50-60人の部屋で使えるウェブカメラや集音マイク・スピーカーを設置した。また、対面参加者とオンライン参加者のグループワークを円滑にするために、「単指向性マイク」(3000円程度、見た目はカラオケマイク)やLINEグループ会話機能を使用した。集音マイクは周囲の音を拾ってしまうので、雑談や雑音(駿河台キャンパスではエレベーターや自販機の音)に弱いという弱点がある。明治大学の集音マイクの性能が低いからではなく、むしろ高いからこそ、逆に雑音でコミュニケーションが阻害されてしまうのである。対策として、PCに備え付けのマイクを使用する方法も考えられるが、そうすると一つのPCに多くの受講生が顔を近づけて話さなければならず、密になってしまう。そこで単指向性マイク(一つの方向から音を拾うマイク)やLINEグループ通話機能を用いるで周囲の雑音を排除し、密を避けつつ、対面とオンライン参加者のコミュニケーションを円滑に行う工夫を行った。 また、全学期を通して授業の様子は全て録画し、後日ゼミ内で共有した。12月末に他ゼミと合同で実施した卒論発表会、他大学合同インゼミディスカッション大会では、各ゼミ生の発表・ディスカッションの様子を動画に収録し、参加できなかったゼミ生も後で閲覧できるようにするなどの工夫をした。この工夫によって、ゼミ活動の反省をしやすくなるだけでなく、次年度以降のゼミにとっての財産を残すことができた。 |
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苦労した点 | 単指向性マイクはPCマイクよりも密は防げるが、マイクを使い回すことのリスクは避けられない。そこでスプレー型の除菌スプレーを使って、除菌の徹底を行ったが、受講者にとっては非常に使いづらいものであった。 また、対面とオンラインの垣根をなくすためのハード面の工夫を行ったが、それでもオンライン参加者が負い目を感じてしまい、結果的に対面授業への参加圧力になってしまう問題が見られた。担当教員はオンライン参加でも全く問題ないことを再三強調してきたが、その負い目を完全に拭うことはできなかった。 |
失敗した点 | 対面オンラインハイブリットのハード面での工夫を行ってきたが、むしろ重要なのはソフト面での工夫であることに気付かされた。対面授業を進めていると、どうしてもオンライン参加者のことを忘れがちになる。担当教員の心がけだけでは不十分で、オンライン参加者が参加しやすい授業の組み立てや発言時のルールを決めて徹底すべきだと考えている。この点については次年度の課題にしたい。 |
改善した点 | 文献輪読やディスカッションなどの授業内容そのものへの影響は少なかったが、文献調査や合宿ヒアリング調査などには多くの影響を受けた。またゼミ外での懇親会活動なども対面ではできなかったので、ゼミ生間のコミュニケーションの醸成にも苦労した。 |
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