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授業事例

オンデマンド型 × 講義農学部 応用昆虫学
糸山 享 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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オンデマンド

講義の特色
  • 講義が中心
開講期間 2020年度春学期
配当年次 3~4年生
開講地区 生田キャンパス
履修人数 114
使用言語 日本語
到達目標 この講義では、農業や日常生活で遭遇する「昆虫」の生物学的特性を様々な視点から概説し、昆虫学および害虫防除に関する基礎的知識を習得するとともに、昆虫と人との関わりについて理解を深めることを目標としています。
オンライン授業としての特長
  • 私が担当する全ての講義科目では、配布資料にキーワードを中心とした空欄を設けており、講義中にはパワーポイントを見ながら学生が書き込む方式を採用しています。昆虫の写真が多いので、映像で“映える”授業内容ではあったと思います。今回は、オンライン授業での成績評価を鑑みて、授業内に取り組む「小レポート」を課すことにしました。

オンラインを活用した授業方法・内容

オンデマンド形式

作成ツール 最初に大学から推薦のあったとおりですが、PowerPoint2013のプレゼンテーションに音声を加え、MP4に変換し、Commons-iにアップロードして、URLをOh-o! Meijiで配信しました。配布資料はWordで提供しました。
動画の平均時間 講義時間の斉一化は課題でした。実際のところは回によってバラバラでしたが、書き込みや聞き直しを考慮して、20~30分×2~3分割を目標にしました。
内容 前述のとおり、配布資料にキーワードを中心とした空欄を設けて、講義中にパワーポイントを見ながら学生が書き込む方式を採用しています。印刷物への手書きも可としましたが、提供したWordのファイルに直接入力して提出した学生が多かったです。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 具体的には指示していません。
復習 レポートの提出を求めています。
成績評価 小レポート(毎回):100%

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 毎回のレポートにコメント欄を作成

工夫や苦労したこと

工夫した点 可能な限り、通常(対面)の講義に近づけることを目標としました。
苦労した点 配布資料の作成(リメイク)に苦労しました。準備時間の都合もありましたが、もっと学生が記入しやすい資料を作ってあげたかったと反省しています。
失敗した点 最初に公開したコンテンツでは音声が小さいとの指摘を受けました。2回目以降はボリュームを上げましたが、音質が悪かったと反省しています。私が難聴ということもありますが、調整が難しかったです。先日、新しいマイクを購入しました。
アイデア 受講する側(学生)の環境を如何に揃え、向上させるかが肝要だと感じています。通信速度や端末の条件でハンディーキャップがあると可哀想ですし、教員側のアイデアも制限されてしまいます。難しいですが…。
改善した点 研究室に所属する受講学生に聞いてみましたが、私の講義に関しては対面での授業と大差ないと言われました。ちょっと寂しい気がしましたが…。

授業に関連のある画像

生産現場における害虫防除の様子
水稲栽培の害虫「ミナミアオカメムシ」
学生への配布資料