オンライン/メディア授業
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授業事例

オンデマンド型 × 講義司書課程 図書館文化論
三浦 太郎 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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オンデマンド

講義の特色
  • 講義が中心。
  • 学則別表において、メディア授業として実施している。
開講期間 2020年度春学期
配当年次 1~4年生
開講地区 駿河台キャンパス
履修人数 45
使用言語 日本語
到達目標 図書館で司書として働くことを目指す学生が、公共図書館の成り立ちなど、図書館史上、大きく取り上げられることの多い基本的なトピックについて理解することを目標とする。
オンライン授業としての特長
  • 全14回で構成され、連続する3回分ずつ3週間程度の授業視聴期間が設けられている。この期間(1サイクル)内に受講学生は同時に3つの回の受講が可能であり、5回のサイクル後に受講が完了する。
  • 1回の授業(コンテンツ)は、10~15分の説明動画×5~7本で構成される。受講学生はコンテンツ視聴後、4問程度の小テストを受講し、理解度の確認をはかる。
  • 全キャンパスの学生が受講できる。
  • 受講学生はe-meijiシステムの「質問BOX」を介して、疑問点を質問することができる。メディア授業では、ラーニングコンシェルジュとチュータが受講学生の学修をサポートしており、授業内容に関する質問は教員が対応し、それ以外に授業の取り組み方などに関する質問についても、そうしたサポートスタッフが対応している。

オンラインを活用した授業方法・内容

オンデマンド形式

作成ツール Commons-iの動画をe-meijiに引用。
動画の平均時間 各回において、1本約10~15分の授業動画を、5つ~7つ程度に分けている。
内容 明治大学キャンパス内のスタジオでメディア授業用に撮影した授業動画を配信する。受講学生が動画を視聴する際は、パワーポイントのスライドと教員による講義画面を見ながら学修を進める。各回、ワークシート(Word文書)を用意し、受講学生は空欄箇所にキーワードを記入しながら授業メモをとることができる。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 シラバスに指示された教科書や関連文献を読むことで、予定される授業回の内容について事前学習ができる。
復習 コンテンツを何度でも繰り返して視聴することができる。
毎回、4問程度の小テストに取り組み、授業内容の要点について理解度をはかることができる。
授業時に参照された関連文献が最終スライドに表示されており、関連学修につなげることができる。
成績評価 期末レポートによる評価:50%
毎回の小テストの結果:50%

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 ・e-meijiシステム内の質問BOX
・ラーニングコンシェルジュとチュータが、授業内容以外の質問にも答えてくれる。

工夫や苦労したこと

工夫した点 教科書以外にも、授業内容と関連する概説書や啓蒙書の内容を数多く紹介するように努め、受講学生の学びの契機となることを心がけた。
苦労した点 説明のメリハリをつけること。日常的にさまざまな動画・映像になじんだ学生たちには、物足りなく感じられる部分もあったと思われる。
失敗した点 著作権の関わりもあり、代表的な図書館や読書する姿などについてイメージを喚起しやすい画像資料やインターネット上の映像を、さらに紹介する余地がある。
アイデア 穴埋め形式のワークシートを用意することで、受講学生が講義内容への集中力を保つことができるようにした。
改善した点 2019年度は同一科目をメディア授業で実施したほか、中教室での講義でも実施した。2020年度は中教室での講義に代えて、メディア授業の動画を活用した(ただし、ラーニングコンシェルジュとチュータが配置されたのはメディア授業のみ)。

授業に関連のある画像

受講学生はパワーポイントファイルを中心に視聴するほか、画面右上には講師の話す様子も表示される