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授業事例

リアルタイム型 × 語学商学部 初級ドイツ語 Ⅱ
広沢 絵里子 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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リアルタイム

講義の特色
  • 講義が中心
  • グループワーク形式
開講期間 2020年度秋学期
配当年次 1年生
開講地区 和泉キャンパス
履修人数 30
使用言語 日本語
到達目標 春学期に習得した文法を土台にして、さらにドイツ語の基礎文法を学習する。練習によって、多数の基本単語の習得も目指す。基礎的な「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」能力をバランスよく養っていきながら、ドイツ語圏の日常生活や文化などへの関心もさらに高めていく。
オンライン授業としての特長
  • 毎回授業内でブレイクアウトルームを活用したグループワークを導入し、1年生の相互交流、および、教え合いによる知識定着を促進している。
  • 毎回、授業終了後にOh-o! Meijiアンケート機能で提出する課題を課している。当日の学習内容の復習が主であるが、当日授業への感想または質問を記入する欄を記入必須で設けており、学生自身の振り返りと教員との意思疎通促進を図っている。

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール Zoomを使用している。ブレイクアウトルーム、パワーポイント資料の共有時にZoom上でメモを書き入れる機能、チャット機能、録画機能、ZoomのHPでの出席者記録。
ツール活用方法 Zoomでの授業開始時、出席確認を兼ねて学生一人一人に声をかけ、ドイツ語であいさつしてもらった。ブレイクアウトルームでは学生同士の教え合いを重視した。
内容 対面授業と同様の構成で、出席確認、学生に宿題を解答させる、グループワーク(前回の復習など)、新規項目の説明と練習、授業後にはアンケートで課題に回答させ、練習問題などを次回への宿題としている。
学生の発言時を除いて、授業は録画し、後日クラスウェブにそのリンクを提供している。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 学習範囲の単語調べ、新規項目に関する宿題が次回授業への予習にもなっている。
復習 定期的に小テストを行うことで、一定範囲の学習事項を復習する仕組みを作っている。また、毎回の宿題には既習項目の復習を含めている。
成績評価 積極的な授業参加=ライブ授業への出席と授業内アクティビティ(20%)、課題の提出・コメント記入(20%)、小テスト(30%)、期末試験(30%)。以上を総合的に評価。
期末試験の受験は単位修得のための必須条件。また、授業回数の3分の1以上を欠席した場合、期末試験の受験を認めないことがある。

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 (1)Oh-o!Meiji内ディスカッション機能
(2)Oh-o!Meiji内アンケート機能
(3)Zoom (4) Oh-o! Meijiお知らせ機能

工夫や苦労したこと

工夫した点 一回の授業で学習する項目を厳選し、パワーポイント資料にその内容を落とし込んだ。対面授業では学生の反応により学習量に変化を持たせることもあったが、オンライン授業では時間軸に沿った授業構成を明確化し、学生が毎回の授業の流れに適応しやすいように工夫したつもりである。
苦労した点 メインのパワーポイント資料は、授業中にタイムロスが出ないよう、学習項目の説明・補足、練習問題とその解答などを、アニメーション機能も使用して作成した。その際、1コマの授業準備に5~6時間かかることがあった。これに加えて、毎回の課題へのコメントに1時間から2時間を要した。なんらかの省エネ化も必要だと感じた。
失敗した点 このアンケートの対象科目は秋学期開講であるが、春学期中の授業ではOh-o! Meiji機能の使い方で失敗があった。一人の学生への「お知らせ」を全員に送ったことがあり、直後に謝罪や訂正文を送付しなくてはならなかった。
アイデア 大学は学生サポートについても情報を発信しているが、そうした情報を的確にキャッチできない学生がいる。長期間の欠席が続いた後、実はZoomの不具合であり、サポートデスクにつないで解決した例があった。私自身、学生がどのような情報を大学から受け取っているかについて、適切に把握しているとは言い切れない。
学生がオンライン授業に問題なく出席できる体制を取れるよう、より強力で分かりやすい支援方法が必要ではないか。
新入生を対象としたオンライン授業の受け方、アクシデント時の対応方法などを教示する機会が最低限必要だと感じる。
改善した点 ・ドイツ語文法授業は、開始時期が遅かったため、補講分を含めても例年の範囲の学習が終えられなかった。1課分、2年生のクラスに引き継いでもらうことになる。

・学生は定期的に授業に参加し、かなり熱心だと感じた。しかしながら、オンラインでの定期試験では、不正行為を完全に排除できてはいないと感じている。オンライン授業期間であっても、定期試験は対面式で行う必要があると考えている。

・毎週のコメント作業を通じて、個々の学生とのやりとりは増大した。学生間の横のつながりは限定的だったが、2019年度よりも、学生の学習に関する質問にはきめ細かい対応ができたかもしれない。

授業に関連のある画像

授業前日までにグループワーク用のスライドをOh-o! Meijiクラスウェブに 掲載し、授業当日にスムーズにグループワークに入れるよう工夫した。