オンライン/メディア授業
事例紹介WEBサイト

授業事例

  • HOME
  • 検索結果一覧
  • 留学生・国際連携科目 日本社会・文化理解講座 仲谷 ちはる 先生

対面/リアルタイム/オンデマンド併用型 × 講義留学生・国際連携科目 日本社会・文化理解講座
仲谷 ちはる 先生

授業概要・オンラインの活用状況

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14

対面/リアルタイム

オンデマンド

講義の特色
  • メディア授業科目併設
  • 和泉(対面)・駿河台・生田・中野の4つのキャンパスから受講が可能。教室での対面授業とリアルタイム配信に加え、コロナウィルス感染症2019により自宅待機を余儀なくされている学生や、通信環境の不安定によりリアルタイム配信の講義が不完全だった学生への対応として録画配信も行った。
  • 国内外で活躍し、留学経験を持つ社会人のゲスト講師による授業を受けることができる。
  • プロの太神楽師による講義では、教室内での実演や対面受講の学生が「傘回し」に挑戦する場面もあり、その様子をリアルタイムで配信した。
開講期間 2022年度秋学期
配当年次 学部1~4年生
開講地区 和泉キャンパス
履修人数 48名
使用言語 日本語
到達目標 本講座は、文化のみではなく、言語、教育、宗教、政治、経済等の様々なテーマについて扱い、日本について海外に発信できるための知識を得ることを目指す。また、多様な価値観への寛容な姿勢や柔軟なマインドセットに必要な素養を身につけることを目標とする。

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール Zoom、PowerPoint
ツール活用方法 Zoomで和泉キャンパスの教室からライブ配信、「画面共有」機能を利用してPowerPointやPDF資料等を提示
内容 授業内容は基本的に対面と同じ。資料提示のないディスカッションの場面では、なるべくカメラオンにして、対面とオンライン参加学生の一体感ある授業の雰囲気を作るよう心がけている。講義で補足説明した資料等がある場合は、Oh-o!Meijiのグループ・トピックまたはディスカッション機能を活用し、授業後にアップすることで学生の自主的な復習を促している。

オンデマンド形式

作成ツール Zoomで録画、Commons-iで動画リンク作成、Oh-o! Meijiへ動画リンクURLを提示
動画の平均時間 対面と同じ。動画は対面・リアルタイム授業日から学期末まで公開している。
内容 オンデマンド受講後にOh-o! Meijiのアンケート機能やメールで、質問・コメントを受けている。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 事前に配布する授業資料や参考資料に目を通し、予備知識を得ておくこと。
復習 各回授業の復習として、講義内容や討論をもとにした振り返りのレポート(リアクションペーパー)を毎週作成すること。
成績評価 授業における貢献度(40%)、リアクションペーパー(30%)、期末レポート(30%)

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 授業時間内は、教室内およびZoomのチャット機能

授業時間外は、授業前後もしくは予約制の対面オフィスアワー、教員メール、Oh-o!Meijiアンケート機能のコメント、Oh-o!Meijiディスカッション機能

工夫や苦労したこと

工夫した点 教室受講とオンライン受講の学生が参加しているが、双方の学生同士が意見交換・発言しやすいよう、一体感のある雰囲気を作っている。(教室参加の学生がグループ発表する際には、学生に教員卓PCまで来てもらい、オンライン受講者へも気を配り発言するよう促す。オンライン受講者が発言する際は、可能な限りカメラオンにするよう促すなど)

ハイブリッド授業の特徴をゲスト講師と事前に何度も打合せし、当日のカメラワークや音声、資料提示の事前準備を丁寧に行った。(マイクを通さないとオンライン受講者へ声が届かないことや、事前にゲストの好み:歩き回りたい方、教卓に座って話したい方、教卓に立って話したい方を確認し、オンライン受講者から見える映像や音声、切り替えのタイミング等を調整・確認した)

学生のリアクションペーパーをゲスト講師へ共有し、可能な限り講師からコメントをもらって、学生へフィードバックできるよう努めている。その際、履修者が大人数の場合は、講師の負担軽減のため、全体コメントでも良いとした。

14回授業の途中で振返りの回を設けている。ここでは、個人の学びをグループで共有して、個別の意識変化や行動変化を同じ受講生で共有することで、教室内においても多様な人の考えや価値観があることを知り、さらなる意識・行動変化のきっかけを生み出す指導を行っている。
苦労した点 機材操作に慣れるまでが大変でしたが、和泉キャンパスのメディアサポートセンターの職員の方がすぐに対応くださり、心強かったです。

ハイフレックスのため、対面履修者がオンラインで受講していたり、逆にオンライン履修者が教室に居たりする時がありました。

オンライン履修者は、名前は憶えても顔をカメラオンにしない(できない)学生だと、顔と名前が一致できませんでした。

オンライン履修者には、Zoomの参加者に名前があってもブレイクアウトルームで入室がない学生もいました。人数割りが合わず、2人一組とか3人一組を試みた時、1人になってしまったルームがあり、困りました。

Oh-o!Meijiの出欠管理機能を活用しましたが、オンライン履修者の遅刻・早退の管理が不十分でした。
失敗した点 録画を忘れて授業を始めてしまったこと、音声がオンライン受講者に聞こえてないまま授業途中で学生から指摘されて気づいたりしたこと、ネットへ繋げて教室で見えているスライドでもオンライン受講者には画面共有されていなかったことなど。
アイデア 対面での授業では「雑談」が貴重な学生同士の友達作りや情報交換の機会となっていることもあり、オンライン(リアルタイム配信型)履修者が対面履修者と平等に「雑談」できる時間を教員が意識的に設定するのが良いのかなと思います。一つの方法としては、Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用し、授業中に1度はグループディスカッションの時間を設けることです。チャットや挙手で聞けないような小さなことでも、小さな学生グループの中であれば気軽に友達に聞けて、孤立する学生を少なくできるのではないかと考えます。
改善した点 昨年度は授業全体の目標だけだったので、今年度は各ゲストによる講義の目標(ねらい)を定めた。各回の100分後のゴールを定めたことで、総論および各論として本講座のあり方を改めて整理することができました。

授業に関連のある画像

中村 八千代氏(特定非営利活動法人ユニカセ・ジャパン理事長)の授業の様子【その1】対面受講者とオンライン受講者が同じスクリーンを見て、リアルタイムに質疑応答し、一体感ある授業の雰囲気を心がけた
中村 八千代氏(特定非営利活動法人ユニカセ・ジャパン理事長)の授業の様子【その2】対面授業の教室@和泉キャンパスの様子
鏡味 美千代氏(太神楽師)の授業の様子【その1】。対面授業の教室@和泉キャンパスの様子
鏡味 美千代氏(太神楽師)の授業の様子【その2】。和泉キャンパスの教室で、”幸せが積み重なりますように”との願いを込めて「太神楽 五階茶碗」実演の様子
鏡味 美千代氏(太神楽師)の授業の様子【その3】。和泉キャンパス内の教室で、対面受講の学生が参加型で「傘回し」実演に挑戦する様子