オンライン/メディア授業
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授業事例

リアルタイム型 × 講義理工学部 機構学
橋本 健二 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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リアルタイム

講義の特色
  • 講義が中心
開講期間 2020年度春学期
配当年次 3年生
開講地区 生田キャンパス
履修人数 118
使用言語 日本語
到達目標 ロボットは、回転や直進等の関節を複数連結し、柔軟かつ高精度な運動を実現している。本講義では、目的とする動きを実現するための機構要素と、そのために必要な力や力のモーメントの計算方法を学習する。これにより、ある機能を達成するにはどのような仕掛けにすればよいのか、それが動くときにはどのような力が加わるのか、あるいはどのような運動が起こるのかが分かるようになることを目指す。
オンライン授業としての特長
  • Comment Screenを使用して質問を受け付けたり、Comment Screenで履修者の反応を見ながら説明を変えるなどの工夫を行った。
  • また、Zoomの「コメントを付ける」機能を使い、共有した画面に履修者に解答を書いてもらうなど、授業への積極的な参加を促した。(黒板に解答を書いてもらうイメージ)

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール ・Zoomミーティング
・Comment Screen(https://commentscreen.com/)
ツール活用方法 Comment Screenで随時質問を受け付け、さらに絵文字で理解度の確認。
Zoomの「コメントを付ける」機能で共有画面に解答を記載。
内容 (1) 事前に講義資料と演習問題の電子データをクラスウェブで公開。
(2) 講義資料にもとづいてリアルタイムに講義を実施。
Comment Screenで質問等をリアルタイムに受け付け、履修者が理解しやすいように説明方法を適宜変更。
PowerPointのスライドショーでスライドに蛍光ペン機能等で描画しながら説明。
(3) Zoom録画データをCommons-iにアップロードし、クラスウェブで公開。
(4) Oh-o! Meijiアンケート機能で授業後の質問等を受け付け、次回の授業冒頭で回答。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 事前に講義資料と演習問題を提示し、演習問題を解くことを意識しながら講義資料を予習するように指示。
復習 演習問題を解くことで定着を図るよう指示。
成績評価 ・毎回課した課題の内容で評価した。
・演習のみ(100%)で評価し、合計で60%以上を合格とした。
・ 当初予定していた期末試験は実施しなかった。

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 (2)Oh-o!Meiji内アンケート機能
(4)Zoom;Comment Screen

工夫や苦労したこと

工夫した点 Comment Screenで学生の質問等をリアルタイムに受け付け、さらに絵文字で理解度の把握に努め、説明方法を随時変えるなどした。
苦労した点 Zoomで履修者はカメラオフであるため、履修者の反応が分からない点。
失敗した点 一度Zoomがフリーズしたことがあったが、別PCでZoomに入ることで対応できた。もし別PCがなかったら、対応できなかっただろう。
アイデア 大人数の対面授業においてアクティブ・ラーニングの実施を試みていたが、オンライン授業ではそれは難しい。
しかし、omment Screenを使用したり、Zoomの「コメントを付ける」機能で受講者に解答を書いてもらったりするなどして、オンラインでも履修者の積極的な授業参加を促した。
改善した点 大教室の授業では、教室によってはスライドや黒板の字が見えづらく、マイク音量によっては声が聞こえづらいこともあるが、オンラインではスライドが自身のPC画面に表示されるため見やすく、音声も聞き取りやすいなど概ね好評であったと個人的には感じる。

授業に関連のある画像

Comment Screenでの履修者からの質問・要望の例。演習問題の解説が早口になってしまったため、要望により、再度説明するなどした。
Comment Screenでの絵文字の例。適宜履修者の理解度を確認し、説明方法を変えるなどした。
Zoomの「コメントを付ける」機能を使い、共有画面に履修者に解答を書いてもらっている例。