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授業事例

対面/リアルタイム/オンデマンド併用型 × 講義農学部 土壌学
登尾 浩助 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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対面/リアルタイム/オンデマンド併用

オンデマンド

講義の特色
  • 講義が中心
開講期間 2022年度春学期
配当年次 1年生
開講地区 生田キャンパス
履修人数 137名
使用言語 日本語
到達目標 受講生は、どのようにして“土壌”が作られるのか、なぜ水や肥料分は土壌に保持されるのか、作物生産にとって土壌のどのような性質が重要なのかを学習することで、学期末には土壌を単なるブラックボックスではなく、物理的・化学的・生物学的反応装置として科学的な視点から説明できるようになることが目標である。
オンライン授業としての特長
  • 新型コロナウイルスのために入国できない新入生が受講することになったために対面とリアルタイムの併用授業を実施することにした。さらに、受講生の中から濃厚接触者や感染者が出たことから、対面/リアルタイム/オンデマンド併用授業に切り替えた。いつでもどこからでも等しく学習の機会を提供できることがメディア授業の最大の利点であると再認識した。

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール ライトボード、Webカメラ、OBS(画面反転、プロジェクタとZoomへ出力、録画)内蔵PC、Zoom
ツール活用方法 対面授業への参加者はプロジェクタ画面を、リアルタイム受講者は自分のPC等の画面を見て同一板書の授業を受けられるようにした。
内容 対面授業と同じ画面を見て遠隔地の受講生も授業に取り組めるよう進めた。

オンデマンド形式

作成ツール ライトボード、Webカメラ、OBS(画面反転、プロジェクタとZoomへ出力、録画)内蔵PC、iMovie(録画動画編集)、Commons-iで配信
動画の平均時間 90分程度
内容 対面授業と同じ板書を録画し、間違い等の修正等を行った後、配信した。

予復習の指示、成績評価の方法

予習 「毎回の講義前に教科書の該当箇所を読み、講義後には自分のノートを読み返して理解を深めること。必要に応じて参考図書を読んだり、ネット検索することをお勧めする」とシラバスで指示した。
復習 授業を受けた後にOh-o!Meijiの小テスト機能を使った復習小テストを受けるよう口頭で指示した。最終的な成績評価に小テストの平均点を10%算入することをシラバスでも周知した。「講義後には自分のノートを読み返して理解を深めること。必要に応じて参考図書を読んだり、ネット検索することをお勧めする」とシラバスで指示した。
成績評価 学期末試験90%、小テスト10%

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 対面とリアルタイムZoomでは、その場で質問を受け付けた。さらに、メールでの質問も受け付けた。

工夫や苦労したこと

工夫した点 ライトボードへの板書の文字や図の色をできるだけ変えて見やすくなるよう心がけた。
苦労した点 板書の間違い、見え難い文字、授業内容の質問などその場で指摘するよう1回目の授業開始時にお願いしたが、1年次学生のせいか隣の学生と顔を見合わせるなどをこちらで見つけて「どこが見え難いですか?」と尋ねても無反応だったり、授業終了後に板書の間違いを知らせに来るなどインタラクティブな授業になかなかできなかった。
失敗した点 Zoomからのチャット機能を使った質問に気がつくのが遅れてしまうことが度々であった。小さいPC画面にOBS、Zoom、講義メモを同時に表示している関係上、どうしてもZoomのチャットに気がつくのが遅れてしまった。
アイデア ライトボードを使った授業を行う際は、教室にライトボード一式、OBS内蔵PC、高輝度高解像度(4K以上)プロジェクタの整備を行った方が良い。
改善した点 白色マスクをしてライトボードに文字を書くと見え難いと昨年度の授業アンケートで指摘があったので、今年度は黒色マスクで臨んだ。確かに録画を見る限りにおいては文字が見やすくなった。

授業に関連のある画像

投影・配信中の授業画面
最後部席から見た階段教室
16対9画角対応に制作したライトボード全景
発光中のライトボード
階段教室前方に設置したライトボードとWebカメラ
階段教室でライトボードを使った対面授業風景