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  • 留学生・国際連携科目 日本語1(総合) 古内 綾子、武田 聡子 先生

リアルタイム型 × 語学留学生・国際連携科目 日本語1(総合)
古内 綾子、武田 聡子 先生

授業概要・オンラインの活用状況

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リアルタイム

講義の特色
  • 複数キャンパスから学生が受講する授業
開講期間 2022年度春学期
配当年次 3~4年生
履修人数 6名
使用言語 日本語/英語併用
到達目標 この授業は、日本語学習の経験がほとんどない学生を対象としたクラスで、学生が自分のことや日常生活のことについて基礎的で、簡単な日本語でコミュニケーションできるようになることを目標にしている。 【到達目標】 1. 勉強した言葉や文法を使って、ゆっくり話すことができる。また、ゆっくり話した日本語を聞くことができる。 2. ひらがなとカタカナで書かれた短い文やフレーズを読んで、書ける。 3. 初級前半部分の語彙・文法を習得する。
オンライン授業としての特長
  • 教師はPower pointで教材を作成し、文字だけではなくイラストや写真、動画を共有して、よりコミュニケーションが活発になる授業を行った。ブレイクアウトルームを活用し、対面授業時と同様にペアやグループでの練習を多く取り入れている。
  • 語彙学習・基礎的な文法練習には、Quizlet(アプリケーション)を活用した。また、学生には自律学習での使用を促した。Quizletは教員用のアカウントで使用しているため、学生の自律学習の進捗状況を確認することもできた。クラスウェブにQuizletの練習用教材のURLをLessonごとに掲載し、学生が自律学習に取り組みやすいようにしている。
  • 使用教科書は公式の教材(音声教材、動画教材、語彙・文法練習用アプリケーション)がWebで無料公開されている。それらを授業でも活用するとともに、使い方を教え、学生の自律的な学習を促した。
  • 作文の練習で、Padlet(アプリケーション)を利用した。日本語の文章を書くのは難しいと思う学生もいるが、Padletは作文とともに写真を掲載できるため、作文が短くても、学生個人の自由な表現に広がりが生まれた。また、お互いの作文を読み合ったり、コメントを言い合うことも容易で、「書くことによるコミュニケーション」に楽しく取り組むことができた。
  • 海外在住の学生と日本在住の学生が参加することができる。
  • Googleスプレッドシートを教師と留学生で共有し、自己評価表として利用した。学生は、日々の課題の記録、クイズやテストの結果、各課のCan-do達成記録を行い、担当教師はそれを確認し学生の学習状況を確認できた。

オンラインを活用した授業方法・内容

リアルタイム形式

使用ツール Zoom、Oh-o!meiji、Google スプレッドシート、Quizlet、Padlet、Power point、音声・動画教材
ツール活用方法 ●Zoom:授業で利用し、学習内容の説明や練習、ブレイクアウトルームを利用したペア・グループ活動を行った。 ●Oh-o!meiji:クイズの実施、課題の提出・返却 ●Googleスプレッドシート:自己評価表 ●Quizlet:語彙、文法学習(自律学習用) ●Padlet:日本語を書く練習 ●Power point、音声・動画教材:授業時の教材提示用
内容 【授業の進め方】 1)Can-doの確認 2)学習する表現の使用場面の提示(動画教材・写真・イラストなど利用) 3)文法や語彙の学習 4)練習(全体での練習や、ブレイクアウトルームでのペア・グループ練習) 5)自己評価

予復習の指示、成績評価の方法

予習 学習予定部分の語彙の学習。
復習 ●授業で学習した文法や語彙、表現に関する課題をすること。 ●Quizletを利用して、語彙の学習をすること。
成績評価 ●中間テスト・期末テスト60% ●宿題、クイズ、自律学習、平常点等40%

学生とのコミュニケーション

学生とのコミュニケーション方法 ●Zoom ●Eメール

工夫や苦労したこと

工夫した点 ●できるだけインタラクティブな活動になるよう、授業時間内は学生が日本語を使う時間を多く設定した。ブレイクアウトルームを利用したペア、グループ練習の時間も多く設定した。●語彙や文法のドリル練習など、学生が一人でも取り組めるものは、自律学習がしやすいように教材を整えた。●Padletを利用し、書く活動におもしろさを持てるようにした。
苦労した点 ●ブレイクアウトルームを行うと、他のグループの様子が見えなくなり、学生の活動のサポートをすることができないのが難しかった。●日本語の入門クラスのため、ことばで伝えられない場合の学生のボディーランゲージが分かりづらかった。
失敗した点 アプリケーションを利用した活動では、使い方がわからない学生がいて、その説明に時間がかかってしまうことがあった。
改善した点 ●授業で利用するアプリケーションの設定等は、学期開始前に行い、授業時は活動に集中できるようにした。●Web上で実施する活動と「紙に書いて提出する」などアナログの活動の良さを確認し、どちらも活用するようにした。●ブレイクアウトルームでの練習時間は長めに設定するようにした。